今回のブログの内容は、レッスンに取り入れた新項目のお話です
実はこの項目、音楽教室でのレッスンや特定の方だけでは無く、子どもさんから大人の方まである事が「ちょっと気になるな~」とお思いの方に効果的な内容なのです
先ずは事例を取り上げてみますね
①授業又は会社で集中力が途切れてしまう
②じっとしている事が苦手
③黒板やボードの板書が遅くなってしまう
④音読が苦手で、本を読む時に文字や行を「読み飛ばし」してしまい、内容が頭に入ってこない
⑤物がボヤけたり二重に見え、目がとても疲れてしまう
⑥球技が苦手
⑦漢字や図形を覚える事が苦手
⑧漢字を書く時に一本線が多かったり不足したり、線の重なりの認識が出来ない
如何でしょうか?
実はまだまだあるのですが、代表的な事例を取り出してみました
④だけ考えると「目の疲れ」や「物の見辛さ」から視力の問題を想像されるかと思います
勿論視力の低下も疑われますが、
ここで重要なのは視力=見る力では無いと言う事なのです
つまり、しっかりと物を見極めている•見ているワケでは無いと言う事です
見て、考えて行動出来る事、「見る力」を養う事が大変重要になるのです
その為にも以下の機能検査をする必要性が出てきます
•眼球運動機能
•調節機能
•両眼のチームワーク機能
•視覚情報の処理機能
遠近視力•静止視力(私達が普段受ける視力検査は、この静止視力を検査しています)•動体視力を使い、左右の目が見たい物体に対して、見る為にしっかりと協力、連携を取る事を『両眼のチームワーク機能』と言います
両眼のチームワークが働いていない場合、見やすい方の目で見る事を補おうとする為、無理な姿勢や無理な目の使い方(顔やノートを斜めにして書く等)をしてしまいます
そこで長く無理をすると視神経と密接な関係にある脳がストレスを感じ、結果イライラしたり、直ぐに怒ったり、子どもさんだけで無く大人の方も人間関係に影響が出てくる場合もあるのです
よって上記の機能検査をし、トレーニングを行う事で集中力が高まり、勉強やスポーツ•大人の方であれば仕事の効率を上げる効果もあるのです
トレーニング…気になりますよねf^_^;
実はこのトレーニングをビジョントレーニングと言い、私はこのビジョントレーニングを最も必要とされる生徒さんに(障がいをお持ちのお子さま)行っています
最初の部分でもお伝えしましたが、このビジョントレーニングは障がいをお持ちの方だけに行われるトレーニングでは無く、幼児期のお子さまや集中力が気になる子どもさんや大人の方、勉強やスポーツを頑張っているけれど…と言う方々にも可能なトレーニングなのです
又、脳梗塞等の後遺症に対するリハビリの一環としても利用されています
つまり、どなたでも出来るトレーニングと言うワケです
視力が良くても視覚機能が上手に機能していなければ、該当項目の様な形で現れます
脳と視神経の関係が非常に重要になってくるのです
その伝達をスムーズにする為の訓練こそが、ビジョントレーニングなのです
見たい物•見なければならない物を確実に見て、理解したり行動に繋げる為の訓練だと思って頂けると良いでしょうか
私は恥ずかしながら、このビジョントレーニングの存在を全く知りませんでした
お恥ずかしい話ですT^T
この事を教えてもらったのは、いつもアドバイスをもらう身内の特別支援学校教職者からでした
そこからはネット検索で得た情報と書籍で勉強し、トレーニングの具体例等を調べてみましたが、特に障がいをお持ちのお子さまは、障がいの段階によっては難し過ぎる内容もある為、全てを行う事は厳しそうです
勿論段階を踏めば使用可能なトレーニングもあるので、ゆくゆくは生徒さんにトライして頂くつもりでいます
引き続き次のブログでは、私が1番最初に行ったオリジナルのビジョントレーニングを、具体的にお伝えしたいと思います
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