ピアノ個人レッスン移行期間中の障がいをお持ちの生徒さん
よく頑張っています‼︎p(^_^)q
少しずつ少しずつ、個人レッスンへの移行をしていますよ
初めての“鍵盤遊び”「くらくしょん」を無事に仕上げ、その子にとって2曲目の“鍵盤遊び”に入りました
鍵盤遊びとしては2曲目(2回目の経験)なのですが、この子にとっては初めましての曲なのです
いつもでしたら新曲に対する不安感からの抵抗感を無くす為に、徐々に徐々にアプローチを掛けていくのですが、今回私はあえてサラリと導入してみました
勿論、見立てボードには「○○をピアノで弾いてみよう!」と言うお題は記入しています
いつもの様に「はい、今日のレッスン予定でーす!」と言って見立てボードで予定をチェックし、それぞれのお題を生徒さん自身に読んで頂きました
新しい鍵盤遊びのタイトルを読む生徒さん…
一瞬にしてお顔は曇りました(ーー;)
レッスン冒頭の項目はバッチリでしたが、鍵盤遊びが近づいている事が分かる生徒さんは、お顔がどんどんと強張っています
生徒さんは、必死の形相で私に伝えてくれました
「先生…ピアノ…弾きません」
キチンと私に気持ちをを伝えてくれました
私は少なくとも今日はそれで十分だと思いましたし、十分どころか満点だとも思いました
私は「分かりました。先生に教えてくれてありがとう。じゃあ今度のレッスンで出来そうだったら頑張ってみようね!」と伝えました
生徒さんはホッとしていましたf^_^;
しかし…この後、私はこの子の得意な事をレッスン項目に入れていましたので、そこからもう一度トライ出来る可能性を感じていましたf^_^;
クドイ私(笑)
それはピアノの鍵盤に触れるチャンスとなる、「黒鍵探し=二つの黒鍵を探せ!」
生徒さんは数に強い興味を持っています
し、以前からこの黒鍵探しは大好きでした
ですから
「はーい!2つの鍵盤探して下さ~い!」
「ありました~‼︎」
「2つの鍵盤の上でピースが出来たらカッコ良いぜぇ~!」(ド♯を2の指•レ♯を3の指=ピースの手)→出ました!アニキ言葉(笑)
「ピース、出来た!」
「おっ⁉︎凄い‼︎出来たね~‼︎やるじゃん‼︎
ちょ、ちょっと⁉︎
ピースしたら…あれ⁉︎ピースの下にドがあったぜぇ~‼︎」(ドを1の指で弾く)
「おおぉ‼︎ドがあった‼︎1の指だ‼︎」
※もうここ迄来ると、新曲の導入と言って良いでしょう※
「おおぉ‼︎ドを見つけたね‼︎スッゴーイ!
ん⁉︎待てよ、待てよ⁉︎ドの隣ってさぁ…レじゃ無いの~⁉︎」
「レだっ‼︎2の指だ‼︎」
「ちょっとちょっと~!ドレドレって弾けたら凄いよ!弾けちゃうんじゃない⁉︎」
「おっ⁉︎ドレドレ…弾けた‼︎」
「○ちゃん!
“今日、ピアノ弾かない”って言っていた『行進』って言う曲は…ドレドレだったんだよ~‼︎
○ちゃん、『行進』弾けたんだよ‼︎」
「えっ⁉︎弾けた…?弾けた弾けた~‼︎
\(^o^)/よっしゃあ~‼︎」
生徒さん、とても嬉しかった様で、お母様にも「弾けた‼︎」って報告していました(笑)
ずっと「弾いたぜ、弾いたぜ‼︎やったぜぇ~‼︎」って大興奮!
鼻息荒かった(笑)
こんな流れも必要だと思います
丁寧に準備をして「乗り越えたね‼︎」も大事ですが、生徒さんも何だか知らない内に乗り越えちゃって(笑)、不安要素をゼロにして挑めた事も、とてもとても自信に繋がる…むしろそちらの方が途轍もない自信に繋がるのでは?とも思いました
やっぱり新しい事は不安なんです
見通しが立たない不安なんです
でもその不安を取り除く•乗り越えれば、ピアノをキチンと弾く事が出来ます
生徒さんは初めての曲に対して、「出来ないな…不安だな、怖いな」と思ったその気持ちをキチンと私に伝えてくれました
ずっと積み重ねて来た「気持ちを伝える練習」が、形となって現れました
そして本人も気づかない内に、『いつの間にか課題を乗り越えた』と言う経験をしてくれました(*^^*)
『ボク、ドキドキしたけれど、出来るモン♪』と言う、いつもとは違う成功体験も、これからどんどん積み重ねて欲しい…そう思いました
成功の選択肢があるんだ、と言う事を知ってもらえると…嬉しいな~♡
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